1611月

title:柴田明雄「もう1回、今の上を目指したいと思います。」

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昨年5月に9回負傷判定で破った淵上誠(八王子中屋)とのリマッチに臨む柴田

12月6日(土)後楽園ホール

東洋太平洋&日本ミドル級タイトルマッチ12R
柴田 明雄 vs 淵上 誠(八王子中屋)


――前回の淵上戦を振り返って頂けますか。

「まだ1年半しか経っていないんですよね。そのあとの3試合を含めて、密度の濃い生活だったせいか、もっと前だった気がします。試合は、スピードで上回ったことが第一の勝因だった思っています。相手はカウンターが軸なので、それを振らせてから、自分がカウンターを当てる。一方で、自分から右を当てていく。これが大まかな作戦でした。」


――内容にも満足していますか?

「採点では最大で8ポイント開いていましたけど、観ていた人は、後半に追い上げられた印象も持ったと思います。これに関しても、前回以上のパフォーマンスをしたいですね。常に、今のままじゃダメだという思いを持って練習してきたので、成長はできているとも思います。」


――具体的にどのあたりが?

「うーん、そうですね…。フィジカルを強化しているので、パンチ力が付きましたし、技術的にも勘がよくなっていると思います。自分は元々、バスケをやっていましたが、最近、社会人のクラブチームと一緒にトレーニングをしていると、以前より瞬発力が落ちている感もあるんです。」


――それとの関係性は分かりませんが、今日は石原雄太トレーナーが複数の丸めた軍手を投げ、それをキャッチし続けるトレーニングをしていました。

「フットワークの面では大きく関係して います。元々は石原トレーナーの提案で、拾い続ける動作だったんですよ。それに落ちる前にキャッチするパターンを追加して、結構前から続けています。」


――方針も何か変化しましたか?

「タイトルを防衛できているものの、もっとアグレッシブに恐怖心を与えていきたいと思っています。今回の淵上選手はタフでリスクのある選手だとは知っていますけど、最低限、方針は倒すボクシングです。」


――淵上選手の印象は他にありますか?

「人間的に素敵ですね(笑)。試合後に話したら、僕が保育士をやっていることを知っていたみたいで、僕も「僕も子供好きなので、ずっと友達だと思っていました」って。」


――憎めない相手ですね(笑)。

「そうなんです。とりあえず、お互いにベストを尽くして戦いたい。」


――ところで淵上選手はサウスポーですが、今日はオーソドックス型の世界チャンピオン内山高志とマスをしました。

「マスって言っても僕は握って打ちましたけどね(苦笑)。内山さんは要所要所で握っているくらいかな。」


――体格は柴田選手のほうがひと回り以上大きいですが、それでも?

「だって内山さんは強いなんてもんじゃない。足を使っても捕まるので、漠然と動きまわるのではなく、絶妙なポジションに立とうと意識しました。サウスポーとやるよりもはるかに勉強になりますし、アドバイスも頂けます。練習メニューの中でも緊張感が違いますね。」


――淵上選手は世界戦も経験しています。

「経験をしているのとしていないの差は大きいです。この壁を超えて、自分のスタイルをもっと見出して来れたら、もう1回、今の上を目指したいと思います。」